盆栽アートの世界を体験!春花園盆栽美術館のみどころ

アート

春花園盆栽美術館ってどこにあるの?

春花園盆栽美術館(春花園Bonsai美術館)は、東京都江戸川区にあります。最寄り駅はJR小岩駅または都営新宿線瑞江駅。瑞江駅は都営新宿線の終点である本八幡(千葉県)の二駅手前という、東京都内とはいえ、ほぼ千葉です(笑)

瑞江駅からはバスが走っていますが、土地勘を得るべく歩いてみることに。完全アウェーの土地で、遠くまでやって来た感満載!日帰り旅行気分が味わえます。

歩くこと約30分、春花園盆栽美術館に到着しました。

数千万円級のお宝盆栽がずらり!

盆栽美術館は閑静な住宅街の一角にあります。

塀に囲まれていて中は見えませんが、入り口には世界各国の国旗が掲げられていてインターナショナルな雰囲気。

入園料を払って園内に入ると、松を中心に巨大な盆栽が並ぶ庭園が。

素人目には値段の差がまったくわかりませんが、樹齢400~500年の「真柏」は、数千万円~1億円の価値があるそう。

数寄屋造りの建物も公開されており、広いお座敷の床の間に、盆栽と掛け軸などが展示されています。

こんなのとか。

小さいながら池や橋もあり、錦鯉が泳いでいたりと、とにかく立派な日本庭園のお屋敷です。

松以外にも、サツキや紅葉など、いろいろな種類の盆栽を鑑賞することができます。

盆栽美術館の館長は人間国宝!

盆栽美術館の館長を務めるのは、春花園園主で盆栽作家の小林國雄先生。

なんと、“人間国宝”です。

江戸川区の園芸農家で生まれ育ち、園芸の高校を卒業後、家業を引き継いだそう。その後、独学で技術を身につけたとか。

これまでに、日本盆栽作風展の「内閣総理大臣賞」をはじめ、数々の賞を受賞。盆栽に関する著書や本の監修もされています。

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某テレビ局のお正月番組、「芸能人格付けチェック」でご存知の方もいらっしゃるかもしれません。番組では、小林先生の盆栽とお菓子で作った盆栽が比較されていました。

あの1億円の盆栽を作っている方です!

初心者でも盆栽体験が楽しめちゃう!

盆栽体験では、主に「針金かけ」による樹形づくりの方法を体験できます。枝にワイヤーを巻くことにより、枝を曲げたり、枝の位置を変えて形を整えることは、盆栽を成形するうえで重要な作業です。

体験用の樹木はもちろん、ワイヤーや鋏などの必要な道具はすべて揃っているので手ぶらでOKなのもうれしいポイント。

今回チャレンジしたのは、樹齢20年の五葉松

体験前

幹をはじめ、小枝に至るまですべての枝にワイヤーを巻いていきます。単純な作業なのですが、これがなかなか難しいんです。

枝の太さに合わせてワイヤーの太さを選ぶのですが、太いワイヤーだと力もいるし、切るのも大変。

この作業で松の一生の姿が決まるのだと思うと、責任を感じます。変な形になってしまったら、悔やんでも悔やみきれません。

形を整えるのにはセンスが必要なんですよね。まさにアートの世界です。

体験後

これから幹や枝が太くなり、ボンレスハム状態になったら、ワイヤーをかけ替えます。一本一本外す作業も大変そう。

整えた松の木は、追加料金で持ち帰ることもできます。

毎週日曜には盆栽教室も開催されていて、盆栽作家・小林先生の指導を直接受けられるそう。自分の盆栽を持ち込み、指導していただける貴重なチャンスです。

ご近所だったら通ってみたい!

あのハリウッドスターもお忍びで来園!

海外では、Bonsaiはアートとして注目されています。小林先生の作品は国内だけでなく海外の方からも支持を得ており、海外から修業にきている留学生もいらっしゃいます。

2019年には、ハリウッドスターのレオナルド・ディカプリオもお忍びで訪れたそう。忙しいスケジュールの合間を縫ってまで、わざわざ訪れるなんて!

レオ様も盆栽に興味を持っているんですね!

↓この映画のプロモーションで来日。ブラッド・ピットとの共演で話題にもなりましたよね。

ほかにも超有名スターが訪れていて、記念写真が飾られていました。

盆栽日記

施設概要&アクセス

住所

〒132-0001 東京都江戸川区新堀1-29-16

開館時間

10:00~17:00

休館日

月曜(祝日の場合は開館)

入館料

800円(お茶付き)

アクセス

JR総武線小岩駅南口から京成バス76番に乗車、京葉口下車、徒歩5分

都営新宿線瑞江駅から京成バス76番に乗車、京葉口下車、徒歩5分

まとめ

コロナ前は外国人観光客が連日バスでやってくるほど賑わっていたとか。訪日観光客が少ない今だからこそ、落ち着いて観賞できるいい機会かもしれません。

都内近郊の日帰りプチトリップ気分でおでかけしてみてはいかがでしょうか。

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