新型コロナ抗体検査を受けてみた

暮らし

かかりつけのクリニックで新型コロナウイルス抗体検査を実施していると聞き、気になったので受けてみることに。実際に体験した感想をお伝えします。

その前に、そもそも抗体検査ってなに? PCR検査とどう違うの?

ということで、簡単に抗体検査とPCR検査の違いについておさらい。

抗体検査とは?

過去に感染したことがあるのか、現在、感染初期なのか、感染して時間が経っているのか、ウイルスに対する抗体をすでに持っているのかを調べる検査です。

手指や通常採血で血液を採取し、15分程度で結果がわかります。希望すれば誰もが受けられ、短時間で結果がわかりますが、PCR検査よりも精度は落ちるといわれています。

PCR検査とは?

PCRとは、Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の略語で、PCR検査・抗原検査は、現在ウイルスが体内に存在しているのかを調べる検査です。

鼻やのどなどのぬぐい液を綿棒で採取し、検査をします。

抗体検査にはいくらかかる?

抗体検査は保険適用外。

インターネットで調べてみると、4000円台~1万円台と、クリニックによってマチマチです。

私が受けたクリニックでは、検査代4500円(税別)+初診料3000円でした。

検査結果が出るまでの時間は?

採血に3分、血液を採取してから結果がわかるまで15分、診断結果の説明に3分。スムーズにいけば、およそ30分以内で終了します。

抗体検査の結果の見方は?

「IgM」「IgG」の2種類の抗体が陰性か陽性かで判断します。

(1)IgM・IgGともに陰性→未感染

(2)IgMが陽性、IgGが陰性→感染初期

(3)IgM・IgGともに陽性→感染中~後期

(4)IgMが陰性、IgGが陽性→感染後に治癒

以上の4つのどれかに当てはまります。

(1)は陰性、(2)~(4)は陽性。結果が陽性で症状がある場合には、PCR検査を受けることになります。

では、抗体があればもう安心なのかというと、「一度感染しても、再感染しない」ということについては明らかになっていないので、安心とは言い切れません。

抗体検査の体験レポ

2020年6月某日、電話で予約したクリニックに到着。

まずは体温計で熱を測ると、まさかの37℃超え。平熱よりだいぶ高かったんです。

看護師さんからは、「ちょっと熱ありますね。体調大丈夫ですか? 最近具合が悪かったりしませんか?」と、怒涛の質問攻め。

たぶん、走ってきたからだと思います(-_-;)

とりあえず検査は受けられるとのことなので、診察室の中へ。

デスクには検査キットが用意されており、先生がおもむろに袋を破り、取り出したのは綿棒、じゃなくて針!

何の予備知識もなく行ったので、このとき初めて、検査方法が血液検査だということを知りました。

血を採られるのか……ココロの準備が。

平静を装っていたのに、心の内を悟ったのか、先生が「チクっとするかも」とニヤリ。

指先に針を刺し、出てきた血をスポイトで吸いとり、検査プレートに垂らします。必要な血液はわずか1~2滴なので、痛みはほんの一瞬。傷口も5分ほど押さえていたら無事にふさがりました。

抗体検査を受けてみた感想

15分後、再び診察室へ。検査結果を先生が説明してくれます。

結果は未感染。

ただし、この結果はあくまでも検査した時点でのこと。その後、どこかで感染するリスクはあるので、安心はできません。

つまり、「人にうつす心配はないが、うつされる心配はある」ということなんです。

厚生労働省が発表した東京都の抗体陽性率は0.1%ですが、このクリニックでのこれまでの結果は0.25%だそう。某企業の4万人規模の結果は0.43%、クリニックによっては3~4%のところもあるとか。ずいぶん差がありますよね。

検査自体は、待ち時間を入れても30分ほどで終了します。感染しているのか、抗体があるのかが気になる場合は、受けてみるといいかもしれません。検査結果の証明書ももらえます。

検査キットには限りがあるそうなので、ご希望の方はお早めに。

↓マスク不足はもう解消されたみたいですね。だいぶ値下がりしてるw

タイトルとURLをコピーしました